「モクメシ」配達レポート

先日、NPO「なんもく笑い塾」を立ち上げた南牧村地域おこし協力隊の佐藤祐太さんに話を聞きました。その佐藤さんは10/10より、村から委託された村内飲食店の出前代行サービス「モクメシ」を始めています。私も配達員の一人として、10月に2回ほど配達しましたので、その様子をレポートします。

全部で3台ある「モクメシ」の配達専用車

 

「モクメシ」は、10月に村が発行した飲食店応援商品券の利用促進の一環で始まった出前代行サービス。出前は昼食限定で、来年3月末まで実施予定です。

注文は前日の午後4時まで。忘れないように!

 

「モクメシ」の事務所は、南牧公民館の一室。10/19の午前10時前に「出勤」すると、今日の配達員の方々2名が既に来ていて、今日の配達先を熱心に確認していました。

「モクメシ」の事務所が置かれている南牧村公民館

 

「モクメシ」では、村内を3つのエリアに分けて3台の車で配達しています。配達員は現在10数名いて、日々の配達を3名がシフトで行っています。私は月に2日ですが、10日以上配達を入れている方もいます。

まずは、今日配達する方々の家をチェック。住宅地図を見ながら大体の位置を頭に入れて、配達ルートを決めます。私が担当したのは平日だったので数件程度でしたが、休日は配達先が増えるので、村内をよく知る方でないと大変そう。

村内をよく知る村民の方は、配達先と地図との照合もスムーズ。


私はといえば、住んでいる集落以外は場所のイメージが湧かないので、とにかく近くまで行き、一軒一軒確認しながら、そろそろと配達するしかありません。道端の家は楽ですが、路地の奥にある家とかは配るのに時間がかかります。

壁には、配達先の位置関係が把握できるようピン留め。これは嬉しい!
10時に朝礼。安全運転と笑顔を忘れずに!

 

朝礼が終わると、私以外の2名は、注文があった飲食店や民宿に弁当を取りに出ていきました。私は、残りの1台を佐藤さんに教わりながら清掃。飲食の配達なので、清潔なイメージは大事です。

久々にケルヒャーを使いました。

 

飲食店から引き取ってきた弁当は、いったん集約してエリアごとに仕分けます。飲食店の配慮で、配達する方の氏名と弁当の種類、金額が書かれたメモが弁当に貼ってあるのが嬉しいところです。

配達先は3エリアに分散しているので、仕分けが必要。

 

11時になったら弁当を車に積み込み、3台の車で配達を開始。

弁当が揺れないように、ボックスはアミで固定します。

 

配達にかかる時間は、軒数が少ないものの配達エリアが広いので1時間くらい。住宅地図を見ながら配達するので、最初はそこそこ時間がかかります。日中に自宅にいて庭先に出ている住民の方も多いので、家がわからなければ気軽に聞けるのがいいところ。

狭い道は運転も慎重に!

 

事務所に戻ったら車内を掃除して、正しく配達したかどうかをチェックして任務終了です。

弁当と引き換えに受け取った商品券をチェック。

配達して感じたこと

都会ではウーバーイーツのような飲食配達サービスが定着しつつありますが、地域、特に南牧のような山村では、効率が悪いので普及は難しそうです。今回は、たまたまコロナという非常事態で村が飲食商品券を配布した一環で配達事業が始まりましたが、その便利さが村民の間に広まれば、商品券の利用期間が終了しても有料の配達サービスとして定着するかもしれません。村内には独居老人も多いので、見守りサービスとしても機能しそうです。

ただし、村内には飲食店の数が少ないので、頼めるメニューが限られるのと、ランチ限定なのが難点といえば難点(あまりぜいたくは言えませんが…)。頼むのを遠慮している方もまだいると思われるので、この出前サービスが口コミでもう少し広まれば、運営する佐藤さんの仕事も良い意味で忙しくなりそうです。

最後に、佐藤さんから一言。
「弁当一つからでも全然構わないので、遠慮なく配達を頼んでいただけると嬉しいです!」