南牧村では令和7年度の生涯学習推進事業として、さまざまなスキルを持つ方々から学ぶ大人向け授業「みんなの学び場」を、9月から開始しています。第1回は、フレンチレストランのシェフを講師に迎えたフランス料理教室。9月3日に南牧村活性化センターで開催され、20名が参加しました。フランス料理どころか料理全般が苦手な私でしたが、誘われて参加した結果、色々な学びや気づきが得られました。

フランス料理教室は、昨年に続き2度目の開催です。講師は、千葉県我孫子市の「我孫子フレンチレストラン テガーレ」でシェフをしている越路宏和さん、準子さんご夫妻。越路さんの知人である磐戸駐在所の遠坂巡査部長が企画し、越路さんに講師を依頼したそうです。遠坂さんは、かつて越路さんと共にレストランで働いていたご経験があるとか。全然知りませんでした。

今回調理するメニューは、以下のチラシに記載された4種類です。

最初にレシピが配られましたが、見ただけではイメージが全然湧きません。ということで、まず越路シェフから4種類の料理を実演していただきました。4種類のメニューが手際よく調理され、次々と料理が並んでいく様子は、さすがプロ。見ているだけで楽しめましたが、実演が終わった時には、果たして自分に作れるのか、何かできるのかが大いに不安になりました。









実演終了後には、各5名のグループに分かれ、4つの調理台で調理を開始しました。既に材料や調味料は用意されていたので、後はレシピに沿って、メンバーで役割を分担しながら作るだけです。私は桃を向いて鍋で煮込んだり、肉や魚を焼いたり、ナスを煮込んだりと、専らガスコンロでの作業に専念しました。特に誰かが全体を指揮したわけではなく、各自が自分にできることをコツコツとこなした結果、料理がなんとなく出来上がっていきました。シェフの実演と比べると膨大な時間はかかりましたが。



普段の日常生活では、ここまで手間と時間をかけて料理をすることは、まずありません。調理に集中しすぎて精神的に疲れましたが、美味しいフランス料理を超久々に味わうことができたのはもちろん、プロの料理人の実演を間近で観ることができ、参加した意義がありました。それと、実際にフランス料理の一端を自ら調理したことで、高尚で高級な印象を持っていたフランス料理が身近に感じることができたのも収穫でした。フランス料理とまではいきませんが、今後は自炊料理のラインナップを、もう少し増やしていきたいと思います。(以上)
