【南牧探訪】線の周りが氷結した厳冬期の線ヶ滝

南牧三名瀑のなかで最も行きやすいのが、星尾地区の線ヶ滝。厳冬期ということで氷結した線ヶ滝を期待して見に行きましたが、水流の両側と滝壺が凍っていただけで、思ったほどではありませんでした。(訪問日:2月20日)

線ヶ滝。午前中は(晴れていれば)日光に差し込むので、撮影にはイマイチ

南牧三名瀑の一つで、群馬県の天然記念物及び名勝にも指定されている線ヶ滝。落差は約35メートルで、一筋の線のような細い水流が特徴です。他の2つの滝(三段の滝、象ヶ滝)は登山道を30分ほど歩かないと到達できませんが、線ヶ滝は車を降りてから5分ほど下れば滝壺に到達でき、車道沿いからも眺められます。

線ヶ滝に下る入口。入口付近からも滝が見える

線ヶ滝は、南牧村民俗資料館の手前の分岐を右折して星尾集落に入り、星尾川に沿って坂道を登りきった地点にあります。この先は行き止まりで、荒船山や立岩に登る登山口があります。

滝の説明が記された看板。地質学的にも貴重な滝
螺旋階段を降りて滝壺へ
螺旋階段の下には鉄ハシゴあり。一歩一歩注意深く下降する
滝壺は凍っていた
水流の両側が凍っているので、線がはっきり見えない
滝壺の下流は、岩と岩の間を縫うように流れ落ちる

線ヶ滝は日光が当たると線が見えにくくなるので、曇の日のほうが眺めが良いと思われます。そのことに行ってから気付きました。(以上)