祝日の2月23日(金)に、地域おこし協力隊の活動報告会と移住者・村民の交流会が、南牧村活性化センターで開催されました。移住者との交流会はコロナ前にも開催していましたが、協力隊の活動報告会は今回が初です。村外からも多くの方々がご来場され、交流会では協力隊、村民、移住者など総勢100名以上の方々が一同に介して盛り上がりました。
このイベントの主催は「南牧山村ぐらし支援協議会」。私も協議会の一員として、運営側の立場で参加しました。主な目的は、協力隊3名の活動状況のお披露目と新規移住者との交流です。当日は村内外から100名以上の参加者が集まりました(子どもも含めて)。新たな出会いや交流も多く生まれたと思います。
広い会場を利用して卒業した協力隊の活動をパネル展示したり、交流会参加者には「おつみっこ」をはじめとする手料理をふるまうなど、内容も盛りだくさん。イベント開始前には、来場者が展示を見学したり、協力隊や協議会メンバーと会話する様子も見られました。
第一部の報告会は、NPO法人ぐんま地域おこし協力隊ネットワーク理事長の岩崎大輔氏による基調講演に続き、協力隊3名から活動報告が行われました。
本年3月で協力隊を卒業する宮崎大輔さん、テオドーラさんの両隊員からは、狩猟や罠などの獣害対策の活動実績と、卒業後の進路として、シカ肉加工場建設にかける思いと課題が語られました。昨年着任した朝倉隊員からは、前職で映像撮影・編集をしていた経験を生かし、村内のケーブルテレビ局「なんもくふれあいテレビ」で撮影などを行う様子が語られました。
報告会終了後は、会場ロビーにて交流会が開催されました。新規移住者の方々を紹介する時間も設け、参加者同士の交流で盛り上がりました。
今回のイベントの特徴は、地域おこし協力隊の報告会と新規移住者との交流会をセットにしたこと、そして、村内のクローズドなイベントではなく村外からもゲストが参加したオープンなイベントにできたことだと思います。6年前に移住した私の実感では、移住者は地元地区以外で村民と会話する機会がなかなか持てません。そうした場づくりの一環として、新規移住者の代表選手である地域おこし協力隊の報告会を活用するのは効果的だと感じました。村外からの参加者に対しても、報告会や交流会を通じて村の実情を知ってもらえたはずです。
今後も定期的に開催し、移住者との交流はもちろん、南牧村に少しでも興味を持たれた方々が気軽に村に来て村民と触れ合える場として活用できればいいと思います。(以上)