9月に開通した林道大上線 大上峠を超えて信州へ

南牧村と長野県佐久穂町を結ぶ林道大上線(おおがみせん)が9月15日に開通したと聞き、今週、車で大上峠を超えて佐久穂町まで行ってみました。(取材日:10月19日)

紅葉が進みつつある大上峠。標高1110m

長野県との県境に位置する南牧村には、信州側へ車で抜けるルートとして田口峠と大上峠という2つの峠道があります。クネクネしたカーブが連続する田口峠に比べて大上峠は比較的まっすぐで車で走りやすかったのですが、2019年10月の台風19号で被災し、道路のあちこちが土砂崩れや陥没して寸断されました。以来、通行止めの期間が長く続いていましたが、被災から約4年近くが過ぎたこの9月に、ようやく開通の運びとなりました。

ということで、開通した林道大上線の状況を写真で紹介します。

林道大上線との分岐点(南牧村熊倉地区)。少し前まで通行止の標識が立っていました。
しばらく進むと、特徴的な大岩が眼前に出現
この先は道路が陥没して寸断された地点。復旧までは右側の仮設道路が使われていました。
「なんもく村自然公園キャンプ場」の入口

大上峠に登る途中にある「なんもく村自然公園キャンプ場」の入口に到着しました。ここまでは被災した翌年に開通していて、自然公園も2022年より営業を再開しています。

「なんもく村自然公園キャンプ場」Webサイト→ https://camp.nanmokunomori.jp/

自然公園入口からすぐの地点。この場所も大規模な土砂崩れにより道が消失していました。
開通はしましたが、まだ至る所に「工事中」の標識があります。
工事用車両も出入りしています。
土砂崩れが起きないよう斜面を補強していました。
自然公園から余地峠方面へ通じる道は未だ通行止
自然公園から少し登った地点。ガードレールが新しいので、ここも寸断されたようです。
峠に登る道は、まだ至るところで傷んでいます
大上峠に到着。ここからは長野県佐久穂町です。
標高が1000mを超えている峠には高原の雰囲気が漂っています。
石に刻まれた峠の標識。見るのは4年ぶり。
長野県側に下る道もあちこち寸断されたようです。
道路を作るために土を盛る作業も大変
林道の終点付近。ここも大規模な土砂崩れで道路が消失していました。
十石峠に続く国道299号線との合流地点

開通したとはいえ、まだ道路脇の至るところで重機が動き、修復工事は続けられていました。私も道路の被災状況は見ていましたので、4年かかったとはいえ、よくぞ直したものだと思いました。被災前は信州へ抜けるルートとしてこの道路をよく使っていたので、開通したのは本当にありがたいです。

長野県佐久穂町には、上信越自動車道と接続している中部横断自動車道の佐久穂インターがあります。今回の林道大上線の開通で、長野県側から南牧村へのアクセスが格段に向上しました。これからは紅葉も本格化しますので、信州側から観光客が来てくれることを期待します。

(↓南牧村自然公園までの復旧状況は、昨年ブログに書いています)