なんもくウェルビーイング研究所の開所式に出席

「なんもくウェルビーイング研究所 / 歩く人ラボ(通称「もくラボ」)」の開所式が、11月6日(日)に南牧村住民センターで挙行され、私も出席しました。もくラボでは、村民を対象にした健康チェックと個別相談を、11月から開始するそうです。

開所式はオンラインで同時中継し、リモートで祝辞が述べられた。

この研究所は大学の研究の一環で、村民に健康チェックと相談を行いながらデータを集め、研究に役立てる目的で開設されました。住民センター近くに活動拠点を置き、原則として月に2回、大学教授や理学療法士が来村して健康チェックと個別相談を行います。具体的には、住民センターの測定器具で筋肉&メタボチェック、身体機能のチェックを実施して、その人に合った歩くプログラムを作成します。初回は11/20(日)、二回目は12/18(日)の予定です。

最近よく聞かれる「ウェルビーイング」という言葉は、肉体的、精神的、社会的にすべて満たされた幸福な状態を意味するようです。研究所の所長は、帝京大学の医療技術学部でスポーツ健康科学を専攻している佐藤真司教授。今年の正月に来村して健康をテーマに講演をされた方で、消滅可能性ナンバー1の南牧村が「幸せ一番」と称していることに、以前から興味を持たれていたそうです。

開所式では、佐藤所長の挨拶に続き、来場された長谷川村長、オンラインで研究者や議員の方が挨拶されました。その後、「もくラボ」のシンボルマークが発表されました。

所長の佐藤教授の挨拶
来賓の長谷川村長の挨拶
もくラボのシンボルマークを発表

式の終了後には、来場者が理学療法士の健康チェックと個別相談を体験しました。私もチェックしてもらいましたが、多少メタボとの診断結果が案の定出てしまい、歩くことへの意識が高まりました。

村長も健康チェックを実施(結果は?)
取材で来場した上毛新聞の記者も、測定に参加

なお、今回の開所式は住民センターを管理している「NPO法人なんもく笑い塾」が主催したもの。こうした場が増えればセンターの稼働率も向上し、住民の交流促進にも繋がりそうです。

もくラボが産学連携の良いモデルとなり、「健康長寿の南牧村」として認知度が高まることを期待したいですね。(以上)