村内各地区の民生委員さんが高齢者向けに開催している「いきいきサロン」。実施内容は地区ごとにさまざまですが、最近では、村内在住のKOTO(こと)さんによる紙芝居が村中で好評を博しているようです。ということで、地元の星尾地区で行われたサロンに潜入し、KOTOさんの紙芝居を見学してきました。

高齢者の交流と親睦の場として毎月、各地区の公民館や集会場で開催されている「いきいきサロン」。星尾公民館で午後1時半から始まった6月のサロンには、星尾地区の住民12名が参加。お菓子と飲み物が配られた後、KOTOさんの紙芝居が始まりました。

はじめに披露されたお話は「三年寝太郎」。「紙芝居のはじまりはじまりー」の掛け声と拍子木の合図から、約15分間の紙芝居がスタート。場面ごとに声色を変え、演出を加えたKOTOさんの話を聞くうちに、自然とストーリーに引き込まれていきます。
終了後は10分の休憩をはさみ、「びんぼうがみとふくのかみ」を披露。これで終わりかと思いきや、最後には紙芝居を使わない「落語紙芝居」を披露。今回は暑い昼下がりということもあってか、背筋が寒くなるような怪談「皿屋敷」を聞かせてくれました。(幽霊になったお菊が「1マーイ、2マーイ」と皿を数える、あの話)





そんなKOTOさんが紙芝居を始めたきっかけは、2年前になんもく小学校で行った読み聞かせの紙芝居。子供たちが楽しかったと言ってくれたので、本格的に取り組み始めたそうです。以来、前橋市内の弁天商店街で毎月開催される「弁天ワッセライブ」をはじめ、村内外で開催されるさまざまなイベントに参加しては紙芝居を披露しています。
今年からは、村内の「いきいきサロン」でも紙芝居の披露を開始。既に6地区で披露していて、この星尾が7地区目。KOTOさんは、「いずれ村内全地区で披露したい」と意気込んでいます。また紙芝居と並行して、「落語紙芝居」という新ジャンルにも挑戦。こちらも着実に実績を重ねています。
実は前から一度「いきいきサロン」を見学したいと思っていましたので、今回のKOTOさんの紙芝居は良い機会となりました。おかげで私も、地元の方々とも久々に会話ができました。
KOTOさんには活躍の場をさらに広げていただき、名を揚げてほしいですね。(以上)
<KOTOさんのインスタグラム>
https://www.instagram.com/kami_shibaiya?igsh=aXVwcWNyMTg5b2w3