今日は文化の日。ということで、「村の喫茶店もくもく」で日中に開催された音楽祭を鑑賞してきました。紅葉が美しい秋晴れのなかで、音楽ジャンルが異なる3組の歌と演奏を、室内と屋外で楽しんできました。
この音楽祭を主催したのは、もくもく店主の鰐渕さん。「音楽を通して交流を生みだしたい」という思いで企画し、今日の開催にこぎつけました。音楽を披露してくれたのは、南牧村にゆかりがある3組の音楽グループ。私はどれも聴くのは初めてでしたので、まとめて鑑賞できる良い機会となりました。
最初に登場したのは、大正琴サークル「琴和会」の方々。会の歴史は古く、なんと30年以上も前から活動しているとか。昔は複数の大正琴サークルが村内にあり、活発に活動されていたそうです。現在のメンバーは11名で、村の活性化センターで定期的に活動されています。
本日は6名のメンバーが、童謡や歌謡曲など全8曲を披露してくれました。
演奏終了後にはメンバーと来場者との交流が行われ、大正琴を弾く体験をした方もいました。
ランチタイムをはさんだ午後は、舞台を屋外に移し、アメリカのカントリーソングを演奏して歌う5人組の「南牧マウンテンボーイズ」が登場。数年前に結成されたバンドで、メンバー2名は村内の方。普段は藤岡市などで活動(練習)されているそうです。
本日は、中高年には馴染み深いであろう数曲を披露してくれました。バンジョーやマンドリンの響きが懐かしく聞こえました。
最後に登場したのは、「南牧村を盛り上げ隊」。男女混合の5名のメンバーは、なんと南牧村の小中学校の教員の方々。今回の音楽祭の話を聞き、急きょ結成したそうです。
本日は、よく知られる昭和の歌謡曲やフォークソングから数曲を披露してくれました。楽器経験がある先生、音楽の先生もいましたが、2回の練習だけで今日の本番に臨んだそうです。スゴイ!
今回の音楽祭は予約不要、入場無料のイベントでしたが、天気にも恵まれ、ふらっと気軽に来場された方が多かったように感じました。ランチタイムをはさんだこともあって喫茶店で飲食をする来場者も多く、一定の集客効果はあったように思います。
また、村外から駆けつけた若いボランティアスタッフの方々が、音楽祭の設営や運営を支援されていました。南牧村のファンの方もいて、イベントを通じて村外内で交流が図れたことには大きな効果があったと思います。私自身もコロナで自粛期間が長かったせいもあって久々にお会いした方が何名もいて、自然に出会える場のありがたさを感じました。
まだまだコロナの収束は見通せませんが、こうしたイベントが今後少しずつ増えていくといいですね。今回ご出演された3組のグループには、曲目を変えて再出演されることを期待します。(以上)