春先になると村内の六車(むくるま)地区に咲くカタクリが見頃を迎えたと聞き、群生地を巡る「カタクリこみち」を歩いてきました。薄紫のカタクリが咲き乱れていて、群生地の一つは満開に近い感じでした。(訪問日:2025年4月8日)

村内の六車地区には、約10万株とも言われるカタクリの群生地があります。かつては「カタクリこみちまつり」が開催されて観光客を集めていましたが、コロナ禍で中断。近年はシカの食害を受けたりして花の数を減らしていました。そのため、地元有志で結成した「なんもくカタクリ保存会」では、毎年、群生地の杉の葉を撤去したり、食害防止ネットを整備したりして花が咲く環境を整え、群生地を守っています。
今年は3月が寒かった影響で花の開花が全般的に遅れていましたが、桜の開花に合わせるように、カタクリも花を咲かせました。


カタクリ群生地を巡る「カタクリこみち」は、村役場の先の六車地区にあります。見学者用の駐車場は県道の左手に2箇所ありますが、まずは奥(案内板の右側)から入ることにしました。







次に、県道を少し戻り六車大橋付近の駐車場に車を停め、もう一つの群生地へ。こちらは残念ながら花はほとんど見られませんが、「カタクリこみち」の記念碑があります。





カタクリの花が見られるのは、1週間から10日ほど。ちょうど桜も満開に近づいているので、晴れの日に訪れてはいかがでしょう?(以上)