4月に開校した義務教育学校「なんもく学園」の見学会に参加してきました。校舎が完成するまでの外観は見てきましたが、中に入るのは初めて。木材を基調に作られた校舎内は予想以上に革新的で驚きました。
南牧村立「なんもく学園」は、南牧小学校と南牧中学校を統合して4月に開校した9年制の義務教育学校です。義務教育学校とは、小学校から中学校までの9年間を一貫教育する学校のこと。学年は1年生から9年生までで、小学生と中学生の区切りがありません。異なる学年同士で交流がしやすく、教育カリキュラムの自由度が高いなどのメリットがあるそうです。(中学以前に英語を学べるなど)
4月8日(月)に開校式が開催され、同日午後に村民向けの見学会が行われました。当日は、学校玄関で受付を済ませた後は自由見学。平屋建ての校舎内を一通り見てまわりました。
最も驚いたのは教室です。全部で8つある教室はいずれもオープンなスペースで、部屋ではありません。戸が付いた教室もあるにはありましたが、とても開放的に見えます。従来の学校のように廊下に教室が整然と並び、戸を開けて入るというイメージが覆りました。なんもく学園の生徒数は1年生から9年生までで20名なので、少人数の義務教育学校だからこそ実現できた新しいタイプの学校といえそうです。
木目調デザインで統一された校舎には、南牧産の木材が多く使われています。丸太の柱が随所に立っているのが目を引きました。ホールには至るところに机や椅子やパソコンが置かれていて、さまざまな場所で授業が行われるそうです。
一通り校舎内を見学させてもらいましたが、生徒数が少ないことを前提に作られた学校であると感じました。義務教育学校ということで、従来の小学校や中学校とは一味違う授業が行われてることと思います。(以上)